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2018.12.07じゃがいも じゃがいもの種類

メークイン

特性 戦後、次第に需要が伸び出し、関西で人気が出てから全国的に広まった品種です。名前の由来は、イギリス中世の春祭り(メーデー)のときに、村娘の中から選ばれる女王にちなんだのものです。
形は、長い卵形で、目は浅く、肉色は黄色。でん粉価は13%で粘質で舌ざわりがよい。 休眠はやや短く、油を使う加工に向きません。
収穫 9月
保存方法 貯蔵温度、湿度とも「男爵イモ」と同じですが、低温で貯蔵しておくと甘みと粘度が増えます。
調理適性 煮くずれしにくいので、煮込み料理に適します。でん粉価が低いのでコロッケにはむきません。 ポテトチップ、フレンチフライなど油で揚げる料理にも適しません。(揚げると茶褐色になります)粘質なので、水煮時間は短くてすみます。
調理法 シチュー、肉ジャガなどの煮込み料理、カレーライスに。貯蔵後は粘度、甘みとも増すのでサラダに。
産地 根室、芽室、幕別、厚沢部、更別、士幌など

男爵いも

特性 現在も日本で最も多く栽培されているイキの長い品種です。原名は、アイリッシュ・コブラー。 表皮の色は濃く、形は球形で深いくぼみが有ります。肉色は白色で、切ったとき中心部に空洞が あることが有ります。
でん粉価は、14%前後で、「メークイン」より高く、肉質はやや粉質で食味が良い。剥皮褐変、水煮黒変とともに「キタアカリ」「ワセシロ」より多い。
収穫 8月~9月
保存方法 生食用の貯蔵温度は3~4℃くらい、湿度は90~95%程度が適切です。「メークイン」などに比べ 暖かいところでも比較的芽が出にくく、貯蔵しやすい品種です。
調理適性 「メークイン」に比べてでん粉質で、粉ふきいも(水煮)に適していますが、フライ料理にも広く使えます。ポテトチップにした場合も、風味が優れています。ひとつの品種で、いろいろなメニューに向きます。ボイルしたときの、肉質の固さ、強さは1~2月ころが最大で、その後、しだいに煮やすく、もろくなります。
調理法 粉ふきいも、マッシュポテト
産地 倶知安、訓子府、北見、京極、端野、音更、今金